社会人になってから、毎シーズン狂ったようにスキー場に行くようになってかれこれ。土日は欠かさず通い、それだけでは飽き足らず、一年の有給を夏場は使わず、冬に吐き出すという生活を送ってる。
道具を多く必要とするスポーツのため、初心者のころは揃えるものが多く、手取りも少ないので、値段にはシビアだった。
そんな時にGENTEMSTICKというスノーボード界でかなり高額な板があるということを教えてもらった。
こんな高い板買う人いるんかいな。。。
と思っていたのですが、どうしても欲しくて買ってしまいました。
そんな経緯や感想を、検討されている方、知らない方にお伝えできればと思います。
結論
買いだと思います。だから買ったわけなんですが笑
買おうと迷っているくらいスノーボードにはまっているならという条件付きですが。
それぞれの板の違いがなんとなく分かるくらいのレベルであれば、使ってみるときっとスノーボードがもっと楽しくなると思います。
まだ初めて数回とかの方が買っても、いいのかもしれませんが、個人的には板の購入代金を、スキー場のどんな斜面でも滑ることができるように、スキー場に行って練習する費用に充てた方がいいかなと思います。
GENTEMSTICKってなに?
そもそも、スノーボード熱狂者の方以外はGENTEMSTICKって何なの?という方が世間一般的には大多数だと思う。
GENTEMSTICKとは、北海度の倶知安町にあるニセコエリアと呼ばれるスキー場密集地帯で生み出されたスノーボードの板のブランドである。
スノーボードをレジャーの道具としてではなく、哲学的な考え方を持って板作りをしていることが、熱狂的なファンがいる一つの理由であろうかと思う。
その一方で、国産の板が多いのと、いい素材を使っているのと、ブランディングのためか値段が結構高くなっているため、そこまでの値段を出して買う価値はないと言う人たちもいる。
GENTEMSTICK公式ホームページGENTEMSTICK | PHILOSOPHY北方の天空、そしてそこに存在するもの、太陽、月、星をさし転じて無為自然の冥利、自然の道、を指す。私達にとっては一本の太い木の幹の様に、存在自体に理由を求められない、いつもそこに存在し、不変なもの。それが「GENTEMSTICK」
高額ゆえ、盗難事件も毎年のように発生しており、トイレに行くときなどはひやひやします。
板にそれぞれ固有のシリアルナンバーが印字されているので、売ったら足がつきそうなものなのだが。消されていたとしても、故意にやらないと消えないものなので、中古品を買う場合はその辺りを注意して確認する必要があります。メルカリで買ったら盗難品でしたというのは避けたいですね。
最近はスキー場の板置く場所に監視カメラが設置されつつあるので、盗難がなくなっていってほしいです。
シーズンごとに色が変わりますが、大きく形状が変わることはないです。
そのため、自分好みの色が発売されるまで、色待ちしている方もいるとか。
トーションやフレックスが変わることはありますが。
種類は50種類くらいあります。それぞれの板に特徴があり、どれを買おうか悩ませてくれます。
選んだ板
そんなお高く、種類も豊富なGENTEMSTICKの中から私が選んだ板は、STINGRAYという板である。タイトルに書いてしまっているんですが。
なぜそれが1本目なんだ!他に選ぶものあったでしょう。と、言われたり、1本目としてはいいと思う。
などなど、いろいろな意見がありそうなのですが、1本目にSTINGRAYを選んで良かった点、使いこなせていないと思う点をつらつらと書かせて頂こうかなと思います。
良かった点
ツインチップから転向しやすい
GENTEMSTICKといえば、スノーボードにのめり込んでいるいる人は
のような板をイメージすると思うのですが、いきなり、こんな感じの板はちょっと抵抗がある。。。
という方は今回自分が買った、STINGRAYやMANTARAYがいいのではなかろうか。
キャンバー形状であり、比較的通常のスノーボードの板と長さも近いので、普段の板より多めにセットバック入れてる感じの乗り方で滑れます。
試乗会で上のような、テール(進行方向に対して後ろ)が割れている板に乗りましたが、下手なのか乗り方がわからなかったからなのか、形状や長さや重さが気になり、STINGRAYを選びました。
長さが155cmであること
GENTEMSTICKを選ぶ際に板は実際の長さより、
有効エッジの長さの方を考慮したほうがいいとよく言われる気がするのだが、
そうはいってもなんとなく気になってしまうという方。
分かります。私もその内の一人です。
実際にツリーランやタイトな場所ではやはり気になってくるので、
155cmというサイズが絶妙だと思います。
オールマイティである
GENTEMSTICKの板はどの板でもなんでもできる板とうたわれているが、
その中でも最もオールマイティであると考えているので、
初めてのスキー場や飛行機使って行くスキー場などで使うのに適している。
複数本持って行けるなら、それぞれ特徴のある板を持っていけばいいが、
1本だけしか持っていけない場合に重宝しました。
MANTARAYよりしっくり来た
よく比較されるMANTARAYとどちらにしようかと私も迷いました。
感覚的なことになってしまいますが、
マンタレイよりもロングターンがしやすかったのがよかったです。
パウダーでの細かな旋回性能を求めるのであれば、マンタレイがいいと思います。
浮力も、マンタレイの方があると思います。
スティングレイはどちらかと言えば、パウダーを割いていく感覚に近い気がしています。そのため、パウダーでのスピードはスティングレイの方が早い気がします。
物足りない点
安定感に不安がある
スピードがでるような急斜面では、安定感が少し足りなくなると感じることがある。
このような場合は、BIGMAUNTAINシリーズがおすすめです。
大きなターンしているともう少し引っ張りたい場面が出てくる
ゲレンデで感じることは少ないのですが、
バックカントリーのオープンバーンで滑るような大きな斜面では、
テールの短さが影響しているのか、引っ張りたいが引っ張れないという場面がある。
特に、ヒールサイド!
まとめ
2シーズン乗ってみての感想はこんなとこです。週末ボーダーなので、年間60日程度滑ってるわけですが、上手くもないので、あくまで主観です。
ちなみに、年間60日というと1シーズンの休みという休みをスノーボードにつぎ込んでいるわけで、時々自分でも感心する。
STINGRAYを検討されている方に、少しでも参考になればいいかなと。
最後に、高い板を買ったから劇的に上手くなるかというとそうではないと思うので、最初はほどほどの板で滑りこんでから、それでもなおスノーボードにはまっている自分に気づいたら、手を出してみるといよいと思う。
お金は大事で、限りがあるので、配分を大事にしましょう。
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