スノーボードメーカーの有名どころといえば、アメリカのバートン社が有名です。そんなの有名ビンディングといえば、
- カーテル
- マラビータ
- ジェネシス
の3つです。それぞれに特徴がありますが、公式サイトを見てもそれぞれ違いがあるように書いてあるのですが、正直それだけでは違いがよく分からなかったので、どれを選ぶか悩みました。実際に使ってみないと分からない部分が多いです。
現在私が保有しているのは、カーテルとジェネシスです。マラビータは試乗会で使用したことがあるため、その時に感じたことを書いてみようと思います。
バートンのビンディングは、同じモデルでも、
- バートンの板のみに取り付けることが可能な、「EST」
- ほぼすべての板に取り付けることが可能な、「Re:Flex」
の2種類があるため、購入する際は注意が必要です。
Re:Flexのモデルは共通して足元のクッションがカント入るようになっているため、ユニオンビンディングからの移行の際に、膝が内側に入れやすく滑りやすいと思いました。(ユニオンはカントが入っていない)
ESTのモデルは別売りで純正部品を買うことでカント入れることが出来るようです。私は見つけられませんでしたが。。。
カーテルを使ってみての感想
今回紹介する3機種で安価で万能なビンディングです。とはいえ、4万円を超えているため高価ではあります。
重量も一番軽いです。バランスがよくどんなシチュエーションでも満足できます。文句が特にないです。バックルが他2機種と違い簡素な仕組みに戻っています。
私が保有しているのは、ダブルテイクバックルを採用しているモデルなのですが、重量増えているだけで何かに効果があるのか実感できていません。
マラビータを使ってみての感想
マラビータは試乗会で試してみました。ブーツはバートンのアイオンを履いていました。この組み合わせだと反応が良すぎて、足首が使えなかったです。逆を言えば、ボードに対して瞬時に力を伝えたい動きをしたい場合は、一番おすすめな組み合わせです。
カーテルを使ってみて、もっと反応がいい方がいいと考えるのであれば、マラビータをおすすめします。
マラビータはハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手が使用しているモデルです。
ハーフパイプやるには柔らかめとのことですが、私はあれ以上固くして滑れる気がしません。
ジェネシスを使ってみての感想
特徴としてはハイバックが2枚あることでしょう。この構造のおかげで、壁やパウダー滑走時に板に力が伝わるまで多少の余裕ができるため、意図したタイミングでターンがしやすと感じています。普通の形状のビンディング(カーテルなど)では、地形やパウダー滑走時に重力で多少体が傾いた際に板に力が伝わってしまい、スムーズに滑りずらい、余計な引っかかりを感じることがありますが、ジェネシスのハイバックの形状はそれらを少なくしてくれる気がしています。
カーテルを使ってみて、ハイバック、足元がしっかりしている方がいいと感じるのであれば、ジェネシスをおすすめします。
まとめ
3機種の違いは以上になります。簡単にまとめると、
反応の速さでは、マラビータ>カーテル>ジェネシス
滑走安定性では、ジェネシス=マラビータ>カーテル
値段では、ジェネシス:5.5万円>マラビータ:5万円>カーテル:4万円
重量では、ジェネシス>マラビータ>カーテル (大体片方で100gずつ重くなっていく)
といった印象です。また、パークやグラトリならマラビータ。フリーランならジェネシス。中間のカーテルがおすすめかなと。
ただデザインの好みもあるので、最終的にはデザインで選んでもいいのかなと。どれを選んでも何かができないとかはないので。
また、ブーツの硬さによっても受ける印象が変わってくるため、お店や試乗会でいろいろ試してみるといいと思います。
トゥストラップ(爪先側)の形が昔と比べ、ブーツにフィットしやすくなっていそうなので、ストラップだけ交換して試してみようかとも考え中です。ただ、片足で5000円ほどするため、両足で1万円と考えると、新しいビンディングを買いたくなってしまいます。。。
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