2本目のGENTEMSTICKの板として、MAGIC38(マジック)を購入してしまいました。様々なコンディションで滑走したので、感想を1本目に購入した、STINGRAYと比較しながらまとめていきます。
1本目に購入した、スティングレイの記事はこちら
価格はMAGIC38は¥158,000。STINGRAYは¥115,000とおよそ4万円の差があります。
購入するにあたってかなり慎重に下調べ、試乗を繰り返したので、購入検討中の方の検討材料になれば幸いです。
注文するときは変な汗がでましたよ笑
MAGIC38を使用してみての感想
箇条書きで書いてみます。
- 長さも相まって、重量を感じる。この重量と長さが滑走時の安定感に繋がっている
- 先端が尖っているため、パウダーを切り裂くような、滑走体験を得られる
- 先端の形状と、アクセルキャンバーで、パウダーの滑走速度が速い
- ターン後半の粘りと、加速が楽しい
- 重量があることで、リフト乗車時に足が疲れる
- スイッチやグラトリ、スピン系のトリックはかなりやりにくい
MAGIC38を購入する前に試乗した板
MAGICを買うにあたって、GentemStickの他の板を試乗しました。
試乗会で試乗したのですが、春のシャバ雪なので、板の性能全部がわかったわけではないですが、私はこう感じました!というのをお伝えしようと思います。
皆様はどのような印象でしょうか。コメントいただけるとありがたいです。次買うときの参考になります!
TTシリーズ
TTシリーズは種類が多く、どの長さを試乗したのか忘れてしまいました。それぞれ違いがあると怒られるかもしれませんが、ご容赦ください。フラットキャンバー形状であるため、春の荒れたシャバ雪では少し乗りづらい印象でした。逆にピステンはとても気持ちよく滑ることができるようです。キャンバーがない分地形遊び、特にレイバックがやりやすかったです。
ZEPHYR160
ZEPHYR160はMAGIC38とかなり迷った板です。試乗してみて、MAGIC38より8cm全長が短い分取り回しがよかったです。が、自分が2本目を買うにあたって、パウダー滑走時の浮力とスピード、カービング時の安定感を感じられる板が欲しかったので、ZEPHYR160は今回は長さが短いのと、板の先端がMAGIC38と比べると少し太めなので、パウダー滑走時にスピードが少し物足りなく感じるのかなと思い、対象から外れました。
SPEEDMASTER
こちらもかなり迷った板です。公式サイトでも、「MAGIC38はSPEEDMASTERの乗り心地をそのままに、日本の山々の実情にあわせた取り回しの良いレングス。」と記載されており、かなり乗り味が似ていると思いました。サイズもほぼほぼ一緒ですが、若干テールが長いような気がするのと、重量もMAGIC38でさえ重いのですが、SPEEDMASTERはそれよりももう少し重いため、MAGIC38を選びました。
あと購入したシーズンの色がMAGIC38の方が好みであったことも理由の一つです。GEMTEMSTICKは大幅にモデルチェンジをすることがあまりないため、自分の気に入った板があれば、好きな色で発売されるまで、待つのもいいと思います。
IMPOSSIBLE
IMPOSSIBLEを使うほど、大雪のときが何回あるのだろうかと考えたのと、形状がショートキャンバーであったため、対象から外しました。リフトに乗っているとき、重くて足が辛かったです笑
FLOATER162
MAGIC38と比較的スペックが似ていますが、テールの形状がこちらはラウンドであるため、パウダー時のスプレーの上がり方が物足りなく感じるとショップの方に教えてもらったので、対象から外しました。シャバ雪ではその辺りはよく分かりませんでしたが。
ROCKET FISH
沢地形ではかなり楽しめました。サーフィンはほとんどできませんが、サーフィンっぽい動きがやりやすかったので、サーフィン好きが地形で遊ぶにはもってこいの一本なのかなと思います。ですが、大きい斜面でのカービングが物足りない感じがしました。緩斜面で深くえぐるようなカービングはとてもやりやすいです!大きいノーズが荒れた雪面からの衝撃をかなり拾ってしまう印象があり、滑りにくいと感じる場面もありました。また、通常のラウンドボードと形状がかなり違うため、板の重心の位置もかなり違うようで、最初普通に滑るのが難しかった印象があります。
私は、ノーズの太い板を他に持っているのですが、パウダーでのスピードが足りなかったので、ROCKET FISHもそうなのかと思い、対象から外しました。もし、お持ちの方いらっしゃいましたら、コメントでこのあたり教えていただけると嬉です。
滑走場所ごとのSTINGRAYとの違い
ピステン
大きい斜面や急斜面での滑走時、スピードが出ている状態の安定感はMAGIC38の方がかなり感じられます。またターン後半の伸びも感じられたので、気持ちよく滑ることができました。
グラトリしたい方はMAGIC38はおすすめしません。STINGRAYをおすすめします。
パウダー
どちらともラウンドボードのように、沈み込んでしまって、滑りにくいということはないです。斜度があまりきつくないところはSTINGRAYは若干浮力不足を感じることはありますが。浮力に関して、長さの分MAGIC38に軍配があがります。かなり前足を踏み込んでもパウダーに埋まることは考えられないくらいでした。また、15cm程度のパウダーというには底当たりして物足りない積雪量でも、MAGIC38なら浮遊感を感じることができたのはかなり楽しかったです。
MAGIC38でのツリーランはそこまで難しく感じなかったのですが、窮屈な滑りになってしまう場面もあったので、ツリーラン多い方はSTINGRAYの方がよいかと。
地形遊び
STINGRAYに分がありました。短い分、狭い沢地形などで飛びやすいです。また、MAGIC38は結構張りがあるので、バター系のトリックはかなり踏み込まないといけないため、遊びずらかったです。
パーク
私は元々パークであまり遊ばないので、そのせいもありますが、キッカーはストレートでグラブ入れるくらい。スイッチでの着地は、テールがスワロー形状のため、折れてしまいそうでチャレンジしておりません。ジブは滑走面傷つくのが嫌で入っていません。
GEMTEMSTICKでジブ入りませんよね?。。。もったいなくて。。。STINGRAYであれば、回しやすかったので、パークもやられる方はSTINGRAYをおすすめします。
まとめ
どちらもいい板なので、後悔しないかと思いますが、お持ちの板が比較的通常のラウンドボードであれば、MAGIC38に乗った時の方が面白さであったり、板の個性が分かりやすいかなと。まだ板を持っていなかったり、使っている板が1本で買い替えを検討している場合、1本でいろいろこなしたい場合は、STINGRAYをおすすめします。1本でいろいろできると、移動が車以外の方の場合はかなりメリットかなと。
GEMTEMSTICKは盗難に遭いやすい板なので、チェーンロックしたり、目を離さないようにして対策しましょう!
まじで盗むの勘弁してください。。。twitterとかで盗難関連の投稿見ると悲しくなります
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