【スノーボード】バックカントリー用品に必要なもの

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バックカントリー

数年前からバックカントリーといって、スキー場以外の斜面を滑ることがウィンタースポーツ界隈で人気になってきています。私も5,6年前に初めてバックカントリーの世界に足を踏み入れてから、ちょくちょくツアーに参加して滑っています。

当初必要な道具は何を揃えればいいのか調べるところから始めました。ただ、必要な道具の種類は分かったが、どのメーカーのもの、どのような観点で道具を買えば分かりませんでした。同じようにこれからバックカントリーをやってみようと考えている方の参考になれば幸いです。

ビーコン

マムート ビーコン

まずはもしも雪崩などに遭ってしまった場合に、自分を発見してもらう、仲間を発見するために必須となる、ビーコンを紹介します。どれ買えば決めかねている場合は、マムートのバリーボックスがおすすめです。私も使用しています。

バリーボックス「S」というモデルもあるのですが、こちらはツアーガイドをやるような方向けの性能であるため、通常は「S」がつかないモデルで十分です。

私はこのモデルの一個前のモデルを使用しています。幸いにも雪崩に遭遇しないで済んでいるため、実践で使用したことはありません。練習でビーコンを雪に埋め、それを探し出すことををやった際には、表示が分かりやすく、探知範囲もそこそこあったので、すんなり見つけることができました。

これ以外のメーカーのものを買う場合は、アンテナ数が3本以上であることを最低条件に探すことをおすすめいたします。アンテナ数が多いほど、探索性能が高いためです。

ゾンデ(プローブ)

ゾンデ プローブ

雪崩で埋まってしまった人を探す道具です。遭遇したくないですが、可能性が0ではないため、傾向必須の道具です。長さや材質によって値段が変わってきます。最初は適当に購入しましたが、今買うとするのであれば、長さは3m以上の物を選びます。材質は重さを気にしない人ならアルミで、多少値段が高くてもできるだけ軽い方が良いという場合にはカーボンを選択するのがいいと思います。

スコップ

スコップ

ゾンデ(プローブ)で雪崩に埋まってしまった人を発見した後に、掘り出すために使います。また、雪山でテント泊をする際の整地や風よけに雪を積むために使います。

バックカントリー用のものはザックに入るように、柄が伸縮したり、分離する構造になっています。軽いと行動が楽ですが、ある程度の重さがあった方が硬い雪を掘る時には重宝します。

スノーシュー

スノーシューも様々な商品が出ていますが、MSRのライトニングアッセントを選べば間違いないと思います。22インチと25インチの2種類ありますが、22インチで十分かなと。体重が重い人や、荷物が多い人は25インチを選ぶのがいいと思います。

唐松岳の山頂まで登ったことがありますが、最後の方にアイゼンに切り替えるまで特に不便はなかったため、これからスノーシュー何買おうと考えている方には第一候補として考えてもらえればいいのかなと。スノーシューを買う上で大事なのは、

  • フレームがしっかりしていること
  • 雪面をとらえる爪が多いこと
  • ヒールリフト機能があること

です。ライトニングアッセントはこれらを満たしている道具です。

使っていて思ったのは、スキーヤーやスプリットボードの方々と一緒にハイクすると踏み跡の幅が狭いので、先頭でなくとも足を上げたり、雪を踏んだりしなければならない状況が多々あるため、レディースの25インチ買った方がよかったかなあと感じています。

最近はスノーシューを背負って滑ることで、バランスを崩しやすいことや、ハイクアップ時の板が重いことを解消したくて、スプリットボードを欲しています。スプリットボードとは、登るときは、スノーボードを真ん中で割ってスキーのようにして使い、滑る時は1枚の板になるよう合わせて使う板のことです。ここ数年で板やバインディングの製造技術が上がり、割れていない普通の板と同じような滑走能力を感じることができるようになってきているようです。

かなり高価であるため、まだ手を出すことが出来ていませんが、いろいろ調べる限り、OGASAKAのFACETという板がかなり評判がいいようです。

今後入手したら、レビュー記事を書きたいと思います。当面は予定ないですが。。。

伸縮できるポール

ハイクする際に使用します。登山用のポールの先端のキャップを外して、バケットを雪用に交換すればよいです。恐らく冬限定としているポールはないはず。

これも材質にアルミとカーボンの物があり、軽いものが欲しければカーボン。多少重くても丈夫だったり安いものがよければアルミのものを買いましょう。

私はブラックダイヤモンドのポールを使用しています。体重が軽い男性であれば、女性用のポールでもいいのかなと思います。

ヘルメット

日本人のヘルメット装着率はかなり低いと思います。ウィルス騒動前に滑りに来ていた外国人達や、ウィスラーに滑りに行った時に見た人たちはほぼ全員ヘルメットをかぶっていました。私も着用して10年近く経ちます。見た目がビービー(ニット帽)であったり、キャップの方がかっこいいので、被らない人が多いのかなと思います。

バックカントリー時はスキー場のように整備されていない雪面を滑るため、一見ふかふかに見えてもすぐ下にデブリがあったり、アイスバーンの斜面が現れたりと、転倒リスクがかなりあります。また、目標物が少ないオープンバーンの斜面ではスピード感覚がおかしくなり、想像以上にスピードが出ていることもあります。そのような状況で転倒し岩にぶつかった際にヘルメットありなしで考えるとゾッとしてしまいませんか?

1万円くらいからあるため、スキー場内は被らなくともバックカントリー時は被ることを強くお勧めします。あと、副次的な効果ですが、風を防げるため頭が寒くないのもいいですよ。スミスのメイズというモデルは軽量で欲しいのですが、頭のサイズと形がフィットしないため、私は使用していませんが、周囲の友人からは好評です。

ザック

とにかく自分の体にフィットするものがおすすめです。ぜひお店で背負いまくってみてください。私はモンベルのZERO POINTのバックカントリー用のというザックを使用しています。公式ホームページを見る限り、現在は販売されていないようですが。私は、買わなければよかったなと思っています。理由としては、腰ベルトの位置が自分の腰の高さに合わず、登る時は肩に余計な重みがかかり、滑走時は体への密着具合が悪いので、ザックが左右に振れて滑りにくい!!

夏用のザックのように、背面の調整ができるモデルがあるといいのですが、そのようなモデルはなさそうです。夏用にオスプレイのタロン33を使用していますが、自分の体に合わせて調整可能なため、重宝しています。

私は次に買うときは安全性を考えて、エアバッグ搭載のザックを買おうと検討しています。雪崩に巻き込まれそうになったら、紐を引くことで、ザック内に搭載されているボンベもしくはファンによってエアバッグを膨らませる仕組みです。

エアバック ザック

値段は通常のザックの10倍ほど(10万円以上)はしますが、安全性を買うためにも必要な出費かなと。。。もう少しやすくならんかな。。。調べた限りは電動式のエアバックシステムがいいので、ブラックダイヤモンドかオスプレイが信頼できるメーカーであるので、候補にしておきます。どちらかというと、ブラックダイヤモンドの方がエアバックシステムを取り外して他サイズのザックに移植できるようなので、ブラックダイヤモンドの方が良さそう。

ただ、値段はオスプレーが半分くらいの値段なので、自分が買うならこっちですかね~

まとめ

バックカントリーはスキー場では味わえない達成感や楽しさがありますが、それなりに準備や知識、滑走技術、体力が必要です。最初は一人で行くことはせずに、ガイドツアーに参加して体験してください。いろいろ注意点を教えてくれます。また、山でなにかあってもスキー場のようにパトロールの人がいるわけではないため、複数人でグループを組むことは必須です。私は、バックカントリー仲間がいないので、ガイドツアーに毎回参加しています。1回1万円くらいはかかりますが、安全には代えられません。(自然相手であるため、100%安全を保障してくれるわけではないです。)

安全なバックカントリーを行うため、この記事を参考にしてただき、店員さんの話を聞いたりして、しっかり調べて道具を入手するようにしましょう。どれも高価な道具のため、まずはレンタルしてツアーに参加してから考えるのもいい手段だと思います。

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