【育児】子供を連れて高原リゾートを訪れる際に気を付けたいこと

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雪がなくても、夏の山の上の涼しい気候が好きでスキー場のゴンドラや車、自分の足で登って山の上で過ごすということをよくやっていました。ですが子供が生まれてから、なかなか行けていませんでした。生後半年を過ぎて、多少のお出かけはできるようになったため、ここらで行ってみようかとなりました。

ただ、そこまで標高高いところに行かないつもりですが、子供を高所に連れて行ってもいいものなのか分からなかったため、いろいろ調べました。その結果をご紹介します。私は医療の知識もない一般人です。ご了承ください。

育児本を確認してみる

手持ちの育児本を読んだり、近所の図書館に行き、育児本をいくつか読んでみた。当然と言えばそうなのだが、普通のお出かけ、公園などに出かける際の注意点しか記載がなかった。

ネット上に情報がないか調査

ネット上になら何か情報があるのではないかと思ったが、検索すれどあまり良さそうな情報が出てこない。。。かろうじて3つのサイトを見つけたので、ご紹介します。

国際山岳連合医療部会による提言集

上記サイトの「(その9)小児と高所(瀬戸嗣郎)北米や欧州ではかなり多くの家族が子供たちを連れて高い所に登っている。その場合の医学的忠告。」という記事を読んだところ、

段階的なゆっくりとした登行。高所順応に十分な時間が取れるように緩やかに高度を上げることが必要である。2500m以上(睡眠時標高)では一日300mの上昇速度と標高が1000m上る毎に一日の休息日が推奨される。

http://www.jsmmed.org/_userdata/no9.pdf

標高に関しては2500m以上について書かれており、それ以下についての記述は見られませんでした。

この資料には他にも高地を訪れる際に気を付けたいことや、事前に知っておくべきことなどが書かれているため、一読する価値はあると思います。

山岳ガイドの方のブログ

山形県在住の兼業山岳ガイドの方のブログに以下のように記載されていました。出典元のフランスのサイトは閉鎖されているようで、現在は表示できませんでした。

医療と福祉に関するフランスのサイト「Doctissimo.fr」に掲載された記事によれば、『0歳児は標高1500mを、3歳までは標高1800mを超えるべきではない』とのこと。

乳幼児の高所滞在にご注意。 - 月山で2時間もたない男とはつきあうな!
子供、特に乳幼児の高度障害に関する情報は非常に限られ、経験談程度しか聞いたこと...

結構具体的な数字が出てきました。酸素の薄さや、鼓膜への影響を考慮してのようです。フランスのエギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi)という、アルプス山脈にあるモンブラン山系の山には、麓の標高1035mのシャモニー=モン=ブランから、3777mのエギーユ・デュ・ミディ山頂部の駅まで、2800mほどの高度の差を20分程で登ることができるゴンドラが架かっているそうで、三歳未満は搭乗禁止なのだとか。

2800mって。。。日本には15,000以上の山があり、その内標高2800m越えは64しかないです。恐ろしい標高差です。話が逸れましたが、日本国内では日本アルプスの山々、富士山辺りは乳幼児を連れて登山するのは控えましょうということになりますね。

日本山岳遺産基金

こちらのサイトには、子供と安全に登山を行う上での注意事項などがまとめられていました。主に自分で歩けるようになった年齢の子供と山に行く場面の想定の内容でした。

中でも、高山病、水分・食料補給については、細かい数値を基に記載されていたので参考になりそうです。

  • 標高2500m以上では高山病発症確率が高くなるため、いつも以上にゆっくり行動し、水分をこまめに取らせる
  • 小学生未満の子どもには睡眠地点の高度が3000m以上は避ける
  • 子どもの体内水分量の割合は大人よりも多く、一日に必要な水分量は体重1kg当たり、乳児は約150ml、幼児は約100ml、小学生は約80mlであり、行動中はこれ以上の水分を取らせる
  • 乳児は約700kcal、幼児は約800kcal、小学生は約1100kcalを1日に必要とし、山行で消費するエネルギーを加えると、子どもでも2000~3000kcalを取る必要がある。子どもは筋肉量や内臓が未発達でエネルギーを蓄えにくいため、休憩ごとに栄養補給させる

かかりつけ医に聞いてみた

ネットだけではブログ書くには情報が足りないと考え、子供のかかりつけ医の先生に聞いてみました。要約すると以下の回答を頂きました。

  • 徒歩で登る分にはあまり気にしなくてもよい。子供の体力を考えて、行動時間が長時間にならないようにする
  • 日本国内であれば、ゴンドラなどで急に標高が上がっても、そこまで影響はない。この時に水やミルクを飲ませるのは一定の効果あり
  • 未発達な分、中耳炎に多少なる確率がある
  • 紫外線対策はバッチリやっていくこと

とのことでした。一人の医師にしか伺っていないため、お子さんのかかりつけ医の先生にも見解を伺って頂いた方がいいかと思います。

日本国内であればというのは、先程の国際山岳連合医療部会による提言集に2500m以上のことについて書かれており、国内でこれ以上の標高に到達するにはかなり時間が必要なので、そんな所に行くことはないでしょうという前提なのかなと感じました。

まとめ

以上を踏まえ、当面我が家では以下のような点に注意しようと思います。

  • 0歳児のうちは標高1500m程度まで
  • 3歳までは1800m程度まで
  • 歩きの場合は、すぐに下山できる範囲で(急病などの場合を想定)
  • 車で標高高いところに行く場合は、一気に登らずに、適宜駐車し休憩しながら
  • 上に着いたらミルクや水を飲ませる
  • 紫外線対策を行う(日焼け止め、帽子、肌の露出を防ぐ、サングラス)
  • 防寒対策を行う
  • 子供が自分で歩くようになったら、水分・栄養補給に注意する

早速紫外線対策にサングラスを購入しました。パリ創業のブランドのようで、デザインがいいです。また、子供にかけてみましたが、落ちにくい印象を受けました。

また、日焼け止めは生まれた当初からこれを使っています。生姜っぽい匂いが結構いいです。普通の日焼け止めのように脂っぽくもないので、付けていて気になるとかはありませんし、よく伸びるのでおススメです。

子育て中だけど、山も楽しみたいご家族の参考になれば幸いです。あくまで参考程度にしていただいて、最終判断はご自身の判断でお願いします。

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